「赤ちゃんのような肌」というフレーズを聞くと、多くの方が
「キレイな肌」と捉えるでしょう。
化粧品の宣伝などでも使われるフレーズです。
しかし、実際は乳幼児も肌トラブルはあります。
「乳幼児の肌はキレイ」という強い思い込みがあると、ちょっとした肌トラブルでも過敏に受け取ってしまいます。
特に、お顔のトラブルは気になってしまいますね。
乳幼児の年齢別にお肌のケアの方法を確認しておきましょう。
乳幼児の年齢別スキンケア
生後6ヶ月まで
油が多い時期ですので、皮脂油による湿疹の場合は肌を石けんで優しく洗いましょう。
拭き取る際は、タオルで擦らず、優しく肌に当てる程度で。
生後6ヶ月〜2歳頃まで
油の量が少ない時期です。
お肌の乾燥が見られる場合は、石けんでの洗い過ぎは注意しましょう。
カサカサを防ぐには保湿剤がおすすめです。
入浴後は水分が蒸発しやすいので、お風呂上がり後15分程度に塗るのがよいでしょう。
2歳以降
お肌のバリア機能が整い、潤いがでてきます。
夏、冬と時期に合わせたケアは大人と同じで良いでしょう。
(夏場に汗をよくかくのであれば、しっかり石けんで洗う。冬場に乾燥しているのであれば、保湿剤を使う。)
肌のトラブル対策 お肌のバリア機能を守る方法
お肌のバリア機能に必用なものは「水」と「脂」です。
皮脂が多すぎるのも、肌トラブルの原因にもなりますが、脂は重要です。
脂は有害な細菌やカビなどの侵入を防ぎ、重要な水分の蒸発を防いで肌を守るのです。
このバリア機能が壊れてしまうと、肌のトラブルが出てきます。
肌に刺激物の侵入→かゆみが出る→かく→バリア機能の破壊→刺激物の侵入→更にかゆい→バリア機能崩壊、、、、、と続いて悪化していくのです。
この負の連鎖を止めるには、お肌に刺激を与えないこと(肌のバリア機能を守る事)です。
主な対策は
汚れたままにしておかない
汚れはシャワーで洗い流すと良いでしょう。石けんやシャンプーを使った時は、しっかり洗い流すようにしましょう。
お肌をこすりすぎない
キレイにするために何度も拭いたり、強くこすることは、お肌のバリア機能を壊してしまう可能性があります。何度も拭き取る必用がある時は、できるだけ柔らかいものを使うか、シャワーで洗い流しましょう。
衣類と洗濯に注意する
着るものはできるだけ、チクチク、ゴワゴワを避ける。
洗濯の際は、すすぎをしっかりする。特に柔軟剤を使用時はしっかりと。
お風呂の温度に注意
暑いときは痒みが増してしまうため注意しましょう。
風邪のときの湿疹について
風邪のときも、お肌に湿疹が出ることがあります。
皮膚の風邪とも言われますが、数日経つと治まってきます。
口の中にできる事もあり、これが口内炎にもなります。
口の中の場合は、気づきにくい箇所です。
ご飯の時に痛みを訴えてきたり、機嫌が悪いようであれば、口の中も観察してみましょう。
まとめ
乳幼児の年齢によって肌の環境が異なるため、適切な対処を。
お肌のバリア機能に重要なものは「水」と「脂」。
バリア機能を破壊しないようにしなければいけない。刺激を与えないようにする。
風邪の時は湿疹がでる事もある。