子どもが咳をしていると、周りのママからも心配されてしまいます。
子どもを気遣ってくれるケースもあれば、「ウチの子に風邪が移らないかな、、」
という声もあるでしょう。
熱が下がっても、咳だけ続くこともあり、夜中に咳き込むと、睡眠が十分にとれないことも。
咳の原因をしっかり理解して、適切な対処方法を覚えておきましょう。
基本的な咳の対処方法
対処方法の前に、まずは咳がでる理由を理解しましょう。
ナゼ咳がでるのか
咳の重要な役割は、肺(体)を守る事です。
鼻や口から吸い込んだウイルスや細菌、ホコリや煙などを肺から守るために、咳をしているのです。
食事の時に咳き込むのも、誤って気道に詰まりかけたものを外へ出すためですね。
もし、私たちの体の機能に咳が存在しなかったら、、、、
あっという間に呼吸困難になってしまいます。
それほど、咳は重要な役割を果たしているのです。
とはいえ、子どもの場合は咳と一緒に、ついさっき飲んだミルクを吐いたり、夜中に咳が苦しくて泣いて起きるという事は、よくあります。
いくら、咳がワルモノではないと理解できても、パパやママにとって、咳は厄介者扱いとなってしまうのです。
ナゼ咳は続いてしまうのか
薬を飲んだのに、咳や鼻水が止まらない。
そんな経験はありませんか?
特に、乾燥している冬場は、咳が続く印象をお持ちではないでしょうか。
自分自身の咳も辛いですが、子どもが長く続いていると、本当になんとかしてあげたいですね。
まず、小児は咳が続くと捉えておきましょう。
特に3歳以下の子どもは「咳や鼻水が続く」と言う方が多いです。
主な要因は
- 鼻をうまくかむことができない
- 気道が狭い
- まだ抵抗力が低い
- 咳がうまくできず、タンを出せない
昼間はそんなにひどくなかったのに、夜寝る時に咳がでる。
落ち着いて寝たと思ったら、朝方にまた咳が出ている。
このような症状はよく見受けられるのです。
もし、喉の辺りからゴロゴロと音が聞こえるのであれば、鼻水が喉に流れて、タンのようになっているのです。
このタンのようなものを体の外に出すために咳をしています。
咳は体内に入ってくる悪いものを外に出す反応ですので、上記の事は理解頂けるかと思います。
よって、薬で咳を止めるとどうなるでしょうか。
咳でタンやウイルスを出すという正常な反応を止める形になってしまうため、あまりお勧めできません。
咳をできるだけ薬を使わずに治す方法
1、鼻をかむ(乳児など鼻がかめない場合は吸い取る)
2、加湿、保温でタンを出やすくする
3、水分をとり、喉を潤す
4、マスクができる年齢なら着用する
咳を止めるのではなく、鼻水とタンをケアしていく事が重要となります。
薬で咳を止めても、治る訳ではない事を理解していれば、その原因となっている、乾燥、鼻水、タンに対処する必用があると理解頂けるかと思います。
但し、7日以上咳が続くようであれば、医師と相談しましょう。
まとめ
咳をするのは、体内に入ってくるウイルスや細菌、ホコリ、タンなどを外に出すため。
子どもは咳が続く事があると理解しておく。
咳を治すには、その原因となっている乾燥や鼻水、タンなどに対処する。その方法は加湿と保湿と水分補給である。