脱水症状と聞いて、大人が一番に思うのは
夏場に水分をしっかりとらないと、脱水になる。
と考えるでしょう。
しかし、夏場以外でも脱水症状は起こりえるのです。
特に乳幼児の場合は、水分補給を自分で適切に行なうことができません。
子どもは親の管理のもと、水分を貰う形になるので、必用な時に与えないと脱水症状を引き起こしてしまいます。
夏場以外で、脱水の危険性があるのは風邪の時です。
発熱時は水分を取る事も辛い状況が続くこともあり、そのままにしてしまうと脱水状態になります。
ではどのような症状が脱水のサインなのでしょうか。確認をしておきましょう。
子どもの脱水症状
- おしっこの量少ない(半日以上出ていない)
- 泣いても涙がでない
- 目が落ちくぼんでいる
- 呼吸があらく、ウトウトしている
- 皮膚が冷たい、顔色が悪い
- 皮膚、口、舌が乾燥している
- 1日6回以上、水のような便が出る
喉が渇いていれば、乳幼児でも、何かしらのサインを出します。
しかし、喉が乾いていないが、水分が失われている時(風邪、下痢など)は子どもの飲む意欲がなく、脱水を起こしてしまうことも。
上記のようなサインがあれば、脱水の可能性があるため早めに診察を受けましょう。
体調不良のときに適している飲み物
発熱のときはどのような水分でも問題ありません。
お水、お茶、イオン水、乳幼児であれば母乳、ミルクです。
注意点は下痢の時と、発熱で汗をかいている時です。
下痢は汗と比べても、多くの塩分を含んでいるため、水だけでなく、塩分の補給も必用となります。
おすすめはORS(経口保水液)です。
汗をかいたとき(運動や発熱)もORSが良いでしょう。
経口補水パウダーダブルエイド 10包 | ||||
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自宅で作るORS(経口保水液)
- お湯(水)1リットルに
- 食塩小さじ1/2杯(3グラム)
- 砂糖大さじ4と1/2杯(40グラム)
あとは混ぜるだけです。
レモンやグレープフルーツなど果汁を入れると飲みやすくなります。
保存はできないため、作ったその日のうちに飲むのがよいでしょう。
まとめ
脱水は決して夏場だけではない。
体調不良のときこそ脱水症状に注意する。
乳幼児の脱水症状のサインに気を配る。サインがでているなら診察を受ける。
水分補給におすすめはORS(経口保水液)。下痢や汗をかいた時は、塩分(ミネラル)が必用。